イエローダイヤモンドの価値が上がっている！？相場・高価買取のコツとは

ダイヤモンドには定番の無色透明以外にも、イエローやブルー、ピンクなどの色が付いたカラーダイヤモンドがあります。そのなかで近年、イエローダイヤモンドの人気が高まっているのをご存じでしょうか。

今回は、イエローダイヤモンドについて、人気の理由や買取金額、高価買取のコツを解説します。イエローダイヤモンドの購入を考えている方、売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1 イエローダイヤモンドとは？色が付く理由や価値
- 1.1 ダイヤモンドに色が付く理由
- 1.2 価値の高いイエローダイヤモンドとは
2 イエローダイヤモンドの価値が上がっている理由
- 2.1 2000年に発見された鮮やかなイエローダイヤモンド
- 2.2 有名ブランドでの販売と有名人の着用
3 イエローダイヤモンドの買取価格と今後
- 3.1 イエローダイヤモンドの買取金額
- 3.2 イエローダイヤモンドの今後の価値は？
4 イエローダイヤモンドの高価買取の3つのコツ

イエローダイヤモンドとは？色が付く理由や価値

ダイヤモンドには無色透明のもの以外にも色付きのものがあり、イエローダイヤモンド、ブルーダイヤモンド、ピンクダイヤモンドなど種類もさまざまです。

なかでも、イエローダイヤモンドは低級であるとの認識が強い傾向にあります。しかし、最近では人気が高まり相場が上がってきました。ここでは、イエローダイヤモンドについて、以下の2つを解説します。

● ダイヤモンドに色が付く理由
● 価値の高いイエローダイヤモンドとは

イエローダイヤモンドを購入しようと考えている方、査定を考えている方は参考にしてみてください。

ダイヤモンドに色が付く理由

無色透明なダイヤモンドは、炭素のみで作られています。しかし、不純物の混入や原子の欠落、構造の歪みにより色が付くのです。ダイヤモンドの不純物のなかで一番多いのが窒素であり、イエローカラーは窒素が混ざっていることで発生します。

ちなみに、ピンクダイヤモンドは結晶構造の歪み、グリーンダイヤモンドは結晶格子の欠落が原因です。

価値の高いイエローダイヤモンドとは

ダイヤモンドには評価基準が設定されており、最高ランクの「D」から最低ランクの「Z」まで23段階に分かれています。Zに近づくほど黄色の色味が強くなり、価値も下がります。

しかし、「Z」よりも黄色味が強い場合に、「イエローダイヤモンド」としての価値が高まるとされているのです。

イエローダイヤモンドの価値が上がっている理由

今までは価値が低いとされてきたイエローダイヤモンドの価値が上がっている理由には、以下の2点が挙げられます。

● 2000年に発見された色鮮やかなイエローダイヤモンド
● 有名ブランドでの販売と有名人の着用

詳細について見ていきましょう。

2000年に発見された鮮やかなイエローダイヤモンド

イエローダイヤモンドは、1860年代後半、南アフリカで発見されました。珍しいという認識はあったものの、無色透明のダイヤモンドほどの価値はないとされていました。しかし、その価値を大きく上げたきっかけになったのが、2000年に発見された鮮やかなイエローダイヤモンドだったのです。

この発見以降、イエローダイヤモンドの価値は次第に高まるようになりました。Zよりも黄色味が濃いものは「ファンシーイエローダイヤモンド」と呼ばれ、濃さによって「ファンシーインテンスイエローダイヤモンド」「ファンシービビッドイエローダイヤモンド」などの名前が付けられています。

最高級とされるのが「カナリー・イエロー」であり、産出も少なくなるため、価値も高まる傾向にあります。

有名ブランドでの販売と有名人の着用

ジュエリーブランドであるティファニー（TIFFANY&Co.）で、イエローダイヤモンドが取り扱われるようになったことも、イエローダイヤモンドが人気になった理由の一つです。1961年公開の映画「ティファニーで朝食を」のなかでは、オードリー・ヘップバーンが128.54ctのイエローダイヤモンドを着用しており、それも人気を高める理由となっています。

劇中で採用されたのはファンシーイエローダイヤモンドの一つであり、世界最大級のものは「ティファニーダイヤモンド」と呼ばれます。オードリー・ヘップバーン以外にも、過去にレディー・ガガやビヨンセが身に着けました。