ダイヤモンドの買取査定を高額に|「4C」と呼ばれる特徴や買取基準を解説


お手元のダイヤモンドを査定に出す場合、あらかじめ買取査定基準を押さえておくのがおすすめです。本記事では、ダイヤモンドの特徴と合わせて、買取基準について解説します。これからダイヤモンドを査定に出そうとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

ダイヤモンドとは?特徴や流通の歴史

ダイヤモンドとは、無色透明から黒色までさまざまな色合いを持つ炭素でできた鉱物のことです。マントルと呼ばれる層の中で、炭素が高温・高圧にさらされたことにより生成され、「ダイヤ」と略して呼ばれたり「金剛石」という和名で呼ばれたりすることもあります。

ダイヤモンドの特徴

ダイヤモンドは今から約45億年前からマントルの中で作られていたと言われています。しかし、人類がダイヤモンドの存在に気付くのはずっと後のことで、紀元前にローマの文献に登場したのが最初。発見当時は八面体の結晶そのものが珍しいものだったこともあり、とても珍重されていたそうです。現在のように親しまれるようになったのはさらに後のことで、「ダイヤモンドでダイヤモンドを磨ける」という今では当たり前とされる研磨技術にたどり着いた15世紀頃でした。

流通し始めた経緯

ダイヤモンドが宝石の一つとして流通するようになったことには、デビアス社が深く関係しています。ダイヤモンドはインドのみで産出されていた鉱物ですが、1730年頃にはブラジルでも見つけることに成功。このことからダイヤモンド市場を支配しますが、1860年頃にブラジルの鉱山は枯渇、撤退を余儀なくされます。そのタイミングで表れたのが南アフリカの新鉱山でした。当時は採掘業者の無計画な採掘によってダイヤモンドの価値が大きく変動しました。この変動を食い止めようと動いたのがデビアス社で、ダイヤモンド鉱山を買収したのです。さらに、ほかのダイヤモンド鉱山も買収し、約9割のダイヤモンド生産地を独占しました。

その後、同社は独自システムの中央販売機構を作ります。これにより、全世界に散らばるダイヤモンドの価値そのものを自社管理できるようにしました。しかし、このシステムは同社の独断で行われ、かつ独占的だったため、アメリカの独占禁止法に抵触すると告発を受け、敗訴したこともあります。

現在同社が管理しない鉱山も増え、別の事業が採掘・売買を行っていることから、デビアス社の世界シェア率は5割を切る水準で推移。これらの経緯から、専門家の間では、ダイヤモンドの価値はまだまだ大きく変わる可能性があると考えられています。

ダイヤモンドの買取査定基準

ダイヤモンドの買取には細かい基準があり、その基準をもとに査定して買取金額が提示されます。ダイヤモンドと一口に言ってもその輝きは以下3つの要素で形成。査定時にチェックされるポイントなので押さえておきましょう。

・内側から白みのある強い輝きが確認できる「ブリリアンス」
・キラキラとした輝きが確認できる「シンチレーション」
・虹色の光が確認できる「ディスパージョン」

輝きそのものを評価するための指標はありませんが、デビアス社が開発したグレーディングシステムの「4C」、そのほかの指標の「3Excellent」「H&C・H&A」などを用いて、総合的にダイヤモンドを評価します。

評価基準1.「4C」

デ・アビス社が開発したグレーディングシステム「4C」は、下記4項目の頭文字である「C」を取って付けられています。

・重さを意味する「Carat(カラット)」
・透明度を意味する「Clarity(クラリティ)」
・色を意味する「Color(カラー)」
・研磨を意味する「Cut(カット)」

重さを指すカラットは、1ct0.200gで、カラット数は小数点第2位、または3位まで表示。透明度を示すクラリティは、内包物のないものから以下の順で表示します。

・FL
・IF
・VVS1
・VVS2
・VS1
・VS2
・SI1
・SI2
・I1
・I2
・I3

色を表すカラーでは、カラーダイヤモンドを除いた一般的なダイヤモンドを、無色透明のD評価から黄色が強めのZまで全23種で表します。

ダイヤモンドのカッティングによる輝きを表すカットは、最高評価に位置する「Excellent」「Vary Good」「Good」「Fair」「Poor」の5つで表します。

評価基準2. 「3Excellent(トリプルエクセレント)」

「3Excellent」とは、「4C」の最高評価である「Excellent」と合わせて、鑑定書の「仕上げ項目覧」に記載された「研磨状態」と「相対性」の評価も全てExcellentだった場合に評価されます。

評価基準3. 「H&C(ハートアンドキューピット)」「H&A(ハートアンドアロー)」

特殊スコープ等を用いてダイヤモンドを確認すると、ハートや矢尻のような模様が見える場合があります。このようなカッティングが行われている場合の評価が、「H&C」「H&A」です。

ダイヤモンドの買取でのマイナスポイント

ダイヤモンドを査定に出す場合は、以下2つの項目をチェックしておきましょう。

・LDH(レーザードリルホール)
・蛍光色を持つダイヤモンド

「LDH」とは、レーザーを使ってダイヤモンドに穴を開けて、インクルージョンと呼ばれる内包物を取り除く作業のことです。この技術によって輝きは増す一方、ダイヤモンドを傷つける要素になるため、マイナス評価になります。

蛍光色を持つダイヤモンドもマイナス評価につながりかねません。ダイヤモンドの一部に紫外線を当てると、明るいオレンジや青に発色するものがあります。物珍しさから「希少価値があるのでは?」と考える方も多いですが、紫外線が含まれる光の下だとダイヤモンドの輝きを阻害する原因になるとされるため、マイナス評価となります。

まとめ
今回は、ダイヤモンドの特徴と買取基準についてご紹介しました。大切なダイヤモンドを高額買取につなげたい方には、バイセラジャパンでの買取がおすすめです。バイセラジャパンでは、業界最高買取水準を誇り、手数料無料・キャンセルOKという「お客様ファースト」の体制で宝石買取を行っております。どんな小さな宝石であってもデザインの価値を見逃さずに買取するほか、鑑定書のないダイヤモンドでも国際相場に基づいて鑑定士がその場で鑑定いたします。

お手元のダイヤモンドの価値について知りたい方や高額買取をご希望の方は、ぜひお気軽にバイセラジャパンへご来店ください。


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