メレダイヤとは?意味や買取査定の基準を解説

ダイヤモンドに一定の相場はありますが、業者によって査定額に大きな違いがあるのはなぜなのでしょうか。その理由は、買取手数料が差し引かれることのほか、「メレダイヤ」と呼ばれる小さなダイヤモンドが関係している場合があります。本記事では、小さなダイヤモンドの基準と使用用途、高額査定につなげるポイントを解説しますので、ぜひ今後の参考にしてください。

メレダイヤとは

メレダイヤに明確な定義はありませんが、一般的には0.3または0.2ct未満のダイヤモンドをメレダイヤ、またはメレーダイヤと呼びます。ダイヤモンド売買のプロの間では、「メレ」と言えば0.08ct未満の裸石(ルース)を指す場合が多く、0.02ct以下になると別の名称の「スターサイズ」と呼ぶことも多いです。

意味・基準

メレダイヤの意味は、フランス語の「Melee(メレー)」が由来とされています。これには「ごった返す」や「混ぜ合わせ」と言った意味があり、メインの石を囲むように使用することから、非常に小さなダイヤモンドを指します。メレダイヤは、100粒の合計が0.1ctになる「0.01ct」を1/100として取引されるのが基準です。ダイヤモンドの大きさを選別する際の「ふるい」を「Sieve(シーブ)」と呼び、大きさによって番号が振り分けられていることから、Sieve no.と呼ばれてきました。メレダイヤの平面の直径はカットによって増減がありますが、通常の誤差範囲にてサイズチャートにmm単位で記載されています。

メレダイヤの使用用途

メレダイヤの使用用途は、先述したように、メインの宝石を囲むようにして使用する脇石のほか、飾り石として使われるのが一般的です。メレダイヤの存在によって主役となる宝石がさらにゴージャスに見えることから、さまざまなアクセサリーに用いられています。また、「パヴェセッティング」と呼ばれるメレダイヤを石畳のように複数並べ、美しい輝きを楽しむ技法のほか、スクエア型のメレダイヤを並べ、表面から爪が見えない技法の「ミステリーセッティング技法」など、メレダイヤを主役としたアクセサリーも少なくありません。

なお、ミステリーセッティング技法は、高級ジュエリーブランドの「ヴァンクリーフ&アーペル」が生み出した技法で、1993年に特許を取得。爪が表面に出ない場合でも、他の工房で作られたアクセサリーは、インビシブルセッティング技法による作品として流通しています。

メレダイヤは売れる?

メレダイヤは非常に小さいため、「売り物にならないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。実は、メレダイヤは、ダイヤモンド買取専門業者であっても対象外としていたり、非常に低い価格での査定しか出さなかったりするケースが多いです。

メレダイヤは、その小ささから「屑ダイヤ」と呼ばれることも多く、価値のないダイヤモンドとして見られていたことが背景にあります。しかし、グレードの高いものは透明度が高く輝きも美しいため、小さくても高級アクセサリーに使用されています。そのため、メレダイヤの査定が難しいことは、他にも理由があると考えられます。その理由が、メレダイヤの「メンテナンス」です。

メレダイヤはメンテナンスが必要不可欠

ある程度の価値が認められているメレダイヤであるにもかかわらず、査定額が理想よりも大幅に下回っている場合は、汚れや傷、欠損など物理的な理由が考えられます。ダイヤモンドは非常に硬い鉱物として有名ですが、衝撃には弱いです。そのため、毎日着用していると、知らない間にぶつけたり擦れたりして、細かな傷や欠けなどが起きます。また、調理時に着用していた機会が多いと、油はねによって黄変している可能性もあるでしょう。

このような場合、業者の買取後、傷や欠けのある場所を研磨したり、特殊な洗浄液を用いて磨いたりする必要があるため手間がかかることが予想されます。売り物にするまでのコストを考慮した結果、高い査定額が出せないという理由から、買取不可、あるいは雀の涙ほどの査定額で引き取る業者も少なくありません。

メレダイヤを高額査定につなげるポイント

メレダイヤを高額査定につなげるためには、以下2つのポイントを意識することをおすすめします。

・お手入れをする
・まとめて査定に出してみる

手放すアクセサリーだとしても、誰もが見て惹かれる輝きを放つものを査定に出すのが鉄則です。すぐに買い手が付くような輝きを維持するためには、購入後のこまめなお手入れが欠かせません。毎日身につけていたアクセサリーでも、こまめなお手入れによって油はねにもすぐに気づきますし、黄変を防ぎながら輝きを維持できるでしょう。

また、一粒で査定に出すよりも、いくつかまとめて出した方が高額査定につながりやすいです。ルースでメレダイヤを複数持っている場合は、カラットごとに仕分けしたうえで査定に出すと、プラスαの査定額がつく可能性があります。さらに、不要になった宝石をまとめて査定に出すことで、より理想に近い査定額につながるかもしれません。

まとめ
メレダイヤの概要と、高額査定につなげるポイントをご紹介しました。メレダイヤはその小さな姿から、高額査定はおろか、買取不可になるケースの多い宝石です。しかし、毎日のお手入れや別の宝石と一緒に査定に出すなどの方法で、高額査定につなげられる可能性があります。

バイセラジャパンでは、どんな小さな宝石であっても、デザインや輝きなどを評価して高価買取しております。また、鑑定書のないダイヤモンドであっても、国際相場に基づいて鑑定士がその場で鑑定し、高額査定を行っております。メレダイヤを複数お持ちの方は、ぜひ一度バイセラジャパンへお越しください。


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