金歯の買取価格を左右する3大要素とは?高額査定のコツも解説

金歯を処分しようと考えている方、実はそれが思わぬ価値を秘めているかもしれません。金歯の買取価格は、使われている金の純度や重さ、そして日々変動する金相場によって決まります。これらの要素を理解すれば、より高額での売却が可能になるでしょう。今回は、金歯の買取価格を決定する重要なポイントと、高く売るためのコツをご紹介します。さらに、金歯以外にも売却可能な歯科金属についても触れていきます。あなたの口の中に眠る”お宝”の真価を、一緒に見極めていきましょう。

金歯の買取価格が決定するポイント


金歯を売却しようと思ったとき、「いったいいくらで買い取ってもらえるんだろう?」と気になりますよね。実は、金歯の買取価格は3つの重要なポイントで決まります。
それは、金歯に使われている金の純度、金歯の重さ、その時々の金相場です。
それでは、各ポイントについて詳しく見ていきましょう。

金歯に使用されている金の純度


金歯の買取価格を左右する最も重要な要素の1つが、使用されている金の純度です。一般的に、金歯には20金(K20)、18金(K18)、14金(K14)が使われることが多いです。純度が高いほど、金の含有率が高くなるため、買取価格も高くなります。例えば、20金は金の含有率が83.5%、18金は75.0%、14金は58.5%となっています。純度が高いほど、歯科治療には適していますが、その分コストも高くなります。

金歯の重さ


金歯の重さも買取価格に大きく影響します。一般的に、金歯1本の重さは2〜5g程度とされています。ただし、これは金歯全体の重さであり、実際に金として買い取られるのは、純度に応じた金の含有量分のみです。例えば、3gの18金の金歯であれば、実際の金の重さは約2.25g(3g×75%)となります。金歯の形状や大きさによって重さは変わるので、クラウンやブリッジ、インレーなど、どのタイプの金歯かによっても買取価格は変動します。

金の買取相場の変動


金歯の買取価格は、その時々の金相場に大きく左右されます。金相場は日々変動しており、世界情勢や経済状況によって上下します。例えば、2024年現在、金相場は高騰しており、1グラムあたり1万円を超える高値で取引されています。このような相場の高騰時に売却すれば、より高額での買取が期待できます。逆に、相場が下落しているときに売却すると、買取価格も低くなってしまいます。そのため、金相場をこまめにチェックし、タイミングを見計らって売却することが大切です。

金歯を買取してもらえる場所は?


金歯を買い取ってもらえる場所はいくつかあります。まず、貴金属買取専門店が挙げられます。これらの店舗は、金歯の買取に慣れており、適切な査定を行うことができます。また、金歯専門の買取業者も存在し、より高い専門性を持って対応してくれます。
なお、一般的な金買取店でも、金歯の買取を行っているところが多いです。ただし、金歯の特性や価値を正確に理解していない場合もあるので、複数の店舗で査定を受けることをおすすめします。
そして最近では、宅配買取サービスを利用する方法も人気です。自宅から郵送で金歯を送り、査定結果を受け取ることができます。直接店舗に行く必要がなく、便利な選択肢となっています。

金歯以外に売れる歯科金属は?


実は金歯以外にも、歯科治療で使用される金属には買取可能なものがあります。例えば、歯科金属のスクラップや歯科技工の過程で出る金属くず、さらには未使用の歯科用金属製品なども買取可能です。主に以下の3種類が挙げられますので詳しく見ていきましょう。

歯科金属のスクラップ


歯科金属のスクラップには、撤去した金歯(クラウン、インレーなど)のほか、クラスプやメタルボンド冠、さらには入れ歯類も含まれます。これらは、使用されている貴金属の含有量に応じて買取価格が決まります。金以外にも、銀やプラチナなどが含まれている場合があるため、それぞれの金属の価値を総合的に査定します。

歯科技工金属のスクラップ


歯科技工の過程で発生する金属スクラップも買取の対象となります。例えば、研磨粉や削り粉、バキューム粉などが含まれます。これらは「キャスト屑」と呼ばれ、微細な金属粒子が含まれているため、適切な精製処理を行うことで貴金属を回収できます。ただし、一般的な買取店では取り扱いが難しいため、専門の業者に依頼する必要があります。

歯科用の金属製品や歯科用の貴金属材料


未使用の歯科用金属製品や貴金属材料も買取可能です。例えば、金銀パラジウム合金(通称:金パラ)や歯科用金合金、白金加金などが該当します。これらは純度が明確で、状態も良いため、比較的高価格で買い取られることが多いです。また、歯科用パラジウム地金なども買取の対象となります。

まとめ
金歯の買取価格は、使用されている金の純度、重さ、そして金相場によって決まります。高純度で重い金歯ほど高額になり、金相場が高騰しているときに売却すると有利です。金歯以外にも、さまざまな歯科金属が買取可能で、歯科金属のスクラップ、歯科技工金属のスクラップ、未使用の歯科用金属製品なども売却できます。これらを売る際は、専門知識を持った信頼できる買取業者を選ぶことが大切です。金歯や歯科金属は思わぬ価値があるかもしれません。